写真は、ゲーン・ハン・レーンという豚バラ肉を煮込む料理です。 コトコトと長時間煮込むので、肉は柔らかく、しかも、ミャンマー風カレーというだけあって癖がありません。
 北部タイというか、インドシナ半島に広がっている、シャン族の人たちのカレーだそうです。
 チェンマイはビルマ領だった事もあり、ミャンマーの影響を受けた料理がいろいろあります。

 作り方は、いろいろですが

 予めシーユー・ダム(タイの醤油)、唐辛子、カレー粉などのゲーンハンレーミックスを、豚の三枚肉に擦り込んで、しばらく置き、下味になじませます。
 唐辛子は、香り付け程度に1粒くらい、カレー風味なので、日本で味わう家庭料理であれば、入れなくてもよさそうです。
 ターメリック、唐辛子、レモングラス、カー、ホムデン、ニンニク、カピ、塩などをペーストにして、フライパンで炒める。
 豚バラ肉も加えて炒め、ダシ汁、シー・ユー・ダム、ナム・プラー、砂糖、タマリンド汁、ニンニク、カーで味を調える。
 それから、水を少し加え、クツクツ1時間くらい煮込む。

 豚肉はとろーりと柔らかくなりますから、ニンニクと千切りしたショウガを入れ、
仕上げに、タマリンドで酸味を、黒糖でほんのり甘みを加えれば完成です。