信州サーモンは、長野県水産試験場が約10年かけて開発し、種苗生産や養殖を行うために水産庁に申請したマス類の新しい養殖品種です。平成16年4月26日付けで承認されました。「ニジマス」のメスと「ブラウントラウト」のオスを交配した一代限りの養殖品種です。
卵を産まない信州サーモンは、産卵に要するエネルギーがそのまま旨味となって、肉厚な紅色の身に凝縮されています。魚肉はきれいなピンク色で程よく脂がのり、通常では、ワサビと醤油で刺身、洋風にカルパッチョ、特にオリーブ油と相性がいいです。
出荷された稚魚の成長は早く、ベテランの魚飼い達の手によれば、2、3年で約2kg、全長65cmの大きさになるそうです。