フキノトウの雌株の頭花から、多数の雌しべが飛び出しています。

車山高原のフキノトウは、雪解けが始まると、
諏訪の平のショウジョウバカマやスミレに先んじて顔を出します。
春を告げる典型的な花です。
花は、早春に、葉の展開に先立って、
短い直立した茎の頂部に、散房状に筒状花のみからなる頭花をつけます。

自生しているものを採取し、また、日本原産の野菜として古くから栽培もされてきました。
雌雄異株で、地下に横走する根茎から出る葉は、30cmから、
アキタブキの大きなものでは、
2mに達する葉柄と、直径1.5mにもなる円心形の
蓮の浮葉に似た銭葉を広げます。