車山10:30に出発しました。小県郡長和町の「和紙の里」に到着したのが、11:00でした。丁度、開店したばかりです。レア・メモリーは、20年以上も、ここを「美味しい蕎麦の店!」として、家族が集うごとに会食を重ねてきました。
 私は、「ふるさとセット」、蕎麦とおはぎ(あん・くるみ)・大根の小鉢 、1,200円を、いつもと変わらず、満喫しました。ここのおはぎは、「もち黍」です。
 「もち黍」の生産農家は年々減少し、恐らく、「もち黍」はメニューからなくなるでしょう。
 横浜から遊びに戻った娘は、「天ぷらそば」1,100円を注文します。「上天ざるそば」1,500円にしたらと言うと、前日、姫木平の「利休庵」で、「普通蕎麦」「十割蕎麦」「韃靼蕎麦」と、そば粉で揚げた「黒天ぷら」など、十分に満喫したので、今日は、これで十分だそうです。
 「利休庵」のメニューの豊富さは、流行っているから可能なのでしょう。なによりも、「利休庵」の「手作りを心情」とする思いが、料理それぞれから自ずと感得されます。
 家内は、「韃靼蕎麦(ダッタンそば)」1,200円です。少し黄褐色、少し苦みがあります。
「韃靼蕎麦」は、普通蕎麦よりさらに厳しい環境でも育ち、中国では雲南省・貴州省・四川省・山西省・内モンゴル自治区、またインドやネパール周辺の1,500~4,000mの高地で栽培されています。近年は、信濃の小県でもダッタンそばの栽培が行われるようになります。韃靼蕎麦は「ルチン」を多く貯め込みます。その「ルチン」は、普通のそばのなんと120倍以上だそうです。高齢者には、お勧めで、血流改善・心臓病・動脈硬化・高血圧・脳血管障害など循環器系の生活習慣病の予防に効果があるようです。
 母は、相変わらず「上天ざるそば」1,500円でした。
 母と娘は、デザートに「長門牧場」のソフトクリームを、美味しそうに食べていました。
 久しぶりに小さな家族が集う、小さな幸せの一時でした。
 明日は、もう娘は帰ります。その途中、茅野の米沢にある「更科長寿」で、十割蕎麦を食べることを楽しみにしています。
 信州では、低価格で、しかもボリュウームがあり、しかも東京・横浜にはない、見た目には黒いが、それが味わいと香りを増す、美味しい蕎麦を堪能できます。