フキノトウやフキにはピロリジジンアルカロイドという、肝毒性を持った物質が含まれています。
通常、山菜を天麩羅にする場合は、アク抜きはしません。むしろ、香りと苦みを堪能します。
それ以外では、アク抜きをされた方が、無難かもしれません。
稀に、舌がしびれ、下痢がひどくなり、脱水症状を起こす方もおられるようです。アク抜き処理をすれば発ガン物質のプタキロサイドは、ほとんど分解されるそうです。
アサギマダラは、ヒヨドリバナの花の蜜から特定のピロリジジンアルカロイドを摂取して体内に蓄えています。これは、鳥などからの捕食を避けるためであると共に、オスが放出する性フェロモンの原料にもなっています。