車山高原日記  さわやか信州 5月の風景
 ようやく訪れた諏訪の北山浦の春
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 人が集まる広場には、孤独がともないます。 

 草木豊かな緑の車山高原には、

 田園の憂鬱もありません。

 歩きながら耳を澄ませば 

 精霊たちのつぶやきが聞こえてきます。

 車山高原の精霊たちは多弁です。

(2015.5.28[Thu])
レア・メモリーの庭のレンゲツツジが開花

 車山高原のレア・メモリーの庭の

 レンゲツツジが開花しました

 車山山麓から

 乗越辺りの遊歩道沿いでは

 暖かい日が 

 続きましたから

 レンゲツツジの蕾が 
 
 色付くのも、

 はやいようです

(2015.5.27[Wed])
新緑の車山高原の夏ゼミ

   新緑の車山高原に

   夏ゼミの

   賑やかな鳴き声が

   響き渡っています

   美ヶ原高原にも

   緑が広がり

   昨日、

   牧場に牛の放牧が

   行なわれました

(2015.5.26[Tue])
車山の白雲木の花
 早朝の明るい青空に

 真っ白なひつじ雲が

 群れをなして

 頭上高く浮かぶ、穏やかな日でした

 車山高原の森の中は

 白いニワトコの花とナナカマドの花が目立ちます

 たった一本でしたが

 3m位のハクウンボク(白雲木)が

 総状に白い花を連ねて咲いていました

 上品な優しい花です。
                               (2015.5.25[Mon])
大門街道のニワトコの花
 
 茅野市湯川から

 白樺湖・車山高原へ向かう

 大門街道の車窓からは

 青紫の藤の花と

 白さが眩しいニワトコや

 ノリウツギの花が

 美しく眺められます

 
2015.5.24[Sun]
東俣川の酸実(ずみ)の花(下諏訪町東俣)
 鶯のけたたましい「谷渡り鳴き」が、幾分和らぎ、透明な響となって木魂した。
 その余韻は、森林に包まれながら、しだいに溶けていった。

  上空にノスリが旋回している。
  やがて薄雲が支配する宙に吸い込まれたようだ。

  八島ヶ原湿原から下諏訪の諏訪大社秋宮に下る道筋から、東俣川の渓谷を見渡すと
  雲間から漏れる日差しが、渓谷に幾層にも重なる酸実の若葉それぞれを
  明暗を分けて照ら出していた。
  春風にそよぐ高木の白い花々が、薄雲から漏れる陽射しを柔らかく受けとどめていた。
  ゆったりとした時の流れが、一時止まったようだ。
  幾筋かの瀬音の流れで知らされる東俣川は、森の深みに引き込まれ、暗く沈む渓流となっていた。
2015.5.23[Sat]
車山山麓の北山の田植え
 
 北山の田植えが終わり

 青空と

 それを映す

 田植えを終えたばかりの

 田んぼの青さと

 遠くの車山が群青色となって

 眺望されます

(2015.5.22[Fri])
白い延齢草の花
 
 ヤマナシの花が 雨にぬれて

 雨になやむ 鳥みたいに
 
 しおれていました

 音無川の流れのなか
 岩から岩へ

 長い尾をせわしなく振りながら

 小刻みに走る セキレイをみました

 木漏れ日が流れる光のなかに

 白い延齢草の花が 

 しずかに咲いていました
(2015.5.21[Thu])
早春の車山高原に咲くラショウモンカズラ
 
 ラショウモンカズラは
 風の心まかせて咲き続ける花です

 ズミ・カエデ・シラカバの若葉が美しいこの季節に  その株元に数株ずつ咲きます

 車山高原の日差しは 心地好いようで
 青紫の花の色が 照り映えています

 ニリンソウ・スミレ・キジムシロなどと同様に
 カヤが繁茂する前に咲く
 早春の花です

 夏にランナー伸ばして小群落を作り
 冬は根で休眠し、春になると再び芽吹きます


2015.5.17[Sun]
郭公の囀りに目覚めた花菫
 山桜が咲き競う季節が終わると
 車山高原では
 花菫が日照を満面に浴びる
 岩間や遊歩道沿いの笹むらがくれに
 場所を探して密やかに咲き始めます

 花菫は
 小群落で、控えめに咲く孤高の花です

 庭の日溜まりの
 黄色い三葉土栗(みつばつちぐり)の中に
 薄紫の花菫が2つ3つ
 長雨に濡れて透き通った
 花弁となっていました。
 
 菫ほどに 車山の片隅で
 小さな余生を過ごしたい
2015.5.16[Sat]

車山高原にヤマナシの木が咲く季節
 
 残雪を残す南アルプスを背景に
 大懸崖作りの豪壮な枝ぶりに
 真っ白な花を咲かせる
 ヤマナシの巨木が
 見頃を迎えました

 ショウジョウバカマ・キジムシロ・ミツバツチグリが
 既に春を告げ
 今日は 
 庭にニリンソウ・サクラスミレ・ラショウモンカズラが
 咲き始めました

 本日、午後、
 カッコウの囀りが、
 タラの木が芽吹く庭に響き渡ります
(2015.5.15[Fri])
山梨県北杜市小淵沢町にある観音平の眺望
 編笠山を背にする標高約1,570mの観音平は、編笠山・権現岳への登山口で、初夏にはレンゲツツジが咲き誇ります。
 駐車場が整備されており、南アルプス・富士山・秩父連峰などが眺望できますが、この駐車場から少し戻る富士見平の展望台をお勧めします。
 ここからは視界を遮る木々がなく、大パノラマが広がります。
 峻険な甲斐駒ヶ岳や北岳・仙丈ケ岳など南アルプス、奥秩父の盟主といわれている金峰山(きんぷさん・きんぽうさん)が眺望され、甲府盆地が俯瞰されます。
 観音平は、小淵沢ICから八ヶ岳横断道を登ると案内看板が出てきますので、ここを左折し、あとは舗装された山道をひたすら上がります。
(2015.5.13[Wed])
八ヶ岳中央農場実践大学校の風景
 八ヶ岳中央農場実践大学校は、長野県諏訪郡原村にある次代を担う農業者の研修教育施設です。
 阿弥陀岳を中心に八ヶ岳の峰々を一望する広大な芝生公園の前に、三角屋根の直売所が配置され、独特の景観をかもし出しています。その南側には牧場があって、乳牛が、干し草を懸命に食べ続けていました。
 白樺や落葉松林に囲まれた、標高1,300mの広大な緑の台地が、雄大な自然の佇まいとなり、輝きを放つ息吹となり、直接肌に感じられるようになります。
 農業を志す若者達が、日々農業実践に励み、牛糞・鶏糞などの有機肥料で育てた高原野菜や、牧草をふんだんに食べた放牧牛から搾ったミルク・チーズなどの乳製品、放し飼いの鶏が産んだ有精卵などが、販売されています。
 編笠山よりに奥まったビニールハウス内には、色鮮やかな季節の花々、新種のマーガレット・ナデシコ・バラなどが鉢植えで栽培され、販売されています。
(2015.5.12[Tue])
高島城のカツラの新緑


 高島城園内のカツラの巨木の新緑が美しいです。

 樹高は20mを優に超えるでしょう。その自然樹形も美しい!
 
 同じ園内にあるキハダ(黄膚)の大木は、諏訪市指定の天然記念物です。

 樹齢推定約120年といわれています。

 キハダは諏訪市の市木でもあります。

(2015.5.11[Mon])
諏訪市 高島城の藤

 
 4月中旬の高島城の100本桜も綺麗でしたが、約一ヶ月遅れで藤の花が満開です。

 樹齢が約130年を超える藤の巨木です。

 紫色の花房がふくよかに流れ、甘い香りを放っています!

 今年の「高島城祭」は、5月24日(日)に開催されます。

 昭和45年に、高島城の天守閣復興を記念したお祭りです。

2015.5.10[Sun]
車山湿原の美しい水苔

 車山湿原の清らかな湧水の流れに

 密生するクッション状の水苔の

 小群落との出合いでした

 若草色に輝く水苔の柔らかさが

 ビロードの感触として

 伝わってきます

2015.5.9[Sat]
車山高原から八島ヶ原高原、一周散策
 車山高原・霧ヶ峰・八島ヶ原高原の今、笹の新芽が、広大な草原の隅々まで展葉しています。限りなく広がる若葉が、陽春の日差しに映えて、優しげな輝きを放ちます。

 車山湿原にタカネザクラとザゼンソウ、車山高原にショウジョウバカマ、八島ヶ原湿原にニリンソウとコキンバイソウ、霧ヶ峰にキジムシロとサクラスミレなどが咲き始めます。
 車山乗越辺りでは、ヤマウドが既に新芽を出していました。
 車山湿原の湧水池の若草色に光るミズゴケは、こんもりとふくよかで、余りにも衝撃的な美しさでした。発する光は、一週間も経たず、失われるそうです。
 八島ヶ原の木道沿いでは、フキノトウが目立ちます。ようやく春が訪れたのです。

 八島ビジターセンター 『あざみ館』で、お尋ねしましたら
 ズミは6月初旬、ワタスゲは6月中旬頃に、見頃を迎える予想でした。
(2015.5.8[Fri])
白樺湖のアサザ(浅沙)
 アサザは浮葉性植物で、地下茎をのばし、スイレンに似た切れ込みのある浮葉をつけます。時として1個体が、数百mに及ぶほど、地下茎を伸ばして成長します。
 若葉は食用にされ、「花蓴菜(はなじゅんさい)」とも呼ばれます。葉が蓴菜(じゅんさい)に似ているところからです。
 初夏とはいえない車山から冷たい風が、下りてくる時季になると、朝一番、池一面に黄色5弁の花を咲かせます。
 アサザの花は半日花です。開花期間は6月頃から10月頃までと長いのですが、 開花期間には多くの花が、短命なためか、池の面に立ち上がるように咲き競います。
 咲くのは晴れのときだけです。曇りや雨の日は咲きません。
 花粉は、ハナアブやハチチョウの仲間が多く訪花し、体に付着させ運びます。
(2015.5.7[Thu])
新緑が美しい車山山麓、大門街道
 新緑の彩が、豊かに美しく染まる風景を堪能できるのが、車山山麓の大門街道です。
 この季節、信州で一番と誇示したいほど、新緑が各色・濃淡に展開する風景を眺望できます。
 車山へ上がる時の風景ではありません。下る際に、南アルプスの仙丈岳を、前方に望みながら、車窓から左右に眺める音無川沿いの、遅い春を告げる山肌に、各種多彩に広がる緑色の風景がそれです。
 新緑には、いろんな仕掛けが秘められています!
 信州の早春を告げる白いコブシの花の後に、淡い桃色の山桜が点在するのが、現在の車山山麓です。
 山桜は群生しません。それが古代から日本の源風景となり続けてきた最大の要因とおもえます。
 大門街道の新緑にウグイスが、間をおかず囀り続けています。彼らも生存を掛けて必死なのです。
(2015.5.6[Wed])
車山高原の山菜情報
 タラの芽は いたちごっこで 摘みとられ    加藤 当百

 今では、鹿にまで摘みとられ、冬には樹皮まで剥がされて、食べられ放題です。

 「 ウグイスの谷渡り鳴き」がはじまると、車山高原の落葉松林の新葉が、山道に緑の陰を落とします。
 楓・白樺の方は、まだ展葉していません。
 谷川の川辺では、銀白色のネコヤナギの花穂が、日差しを浴びて美しく輝いています。
 そのあたりのタラの芽が美味しそうでした。フキノトウやツクシは終わりかな、と思われます。
 ノカンゾウ・ニリンソは食べ頃のようです。
2015.5.2[Sat]
車山高原の経読鳥
 春告鳥(はるつげどり)
 鴬の 谷より出づる 声なくは 春来ることを 誰か知らまし
 車山高原の今春の到来は、4月中旬でした。豪雪の厳しい冬でしたので、鴬の囀りで、ようやく、それが知られました。
 白樺の新芽も、そのころに膨らみが際立ちました。
 鶯が頻りに囀るのは、縄張り内を見張る役目のオスで、「ホーホケキョ」が他の鳥に対する縄張り宣言だそうです。また、巣にエサを運ぶメスに対する「縄張り内に危険なし」の合図でもあるそうです。

 うぐいすの なく野辺ごとに きてみれば うつろふ花に 風ぞ吹きける
 本日、車山高原に、経読鳥(きょうよみどり)が、頻りに法華経を唱え始めました。
 「ケキョケキョケキョ」と続けて鳴くのを鴬の谷渡りと呼びます。侵入した者や外敵への威嚇であるとされており、これを合図に、メスは自身の安全のためと、外敵に巣の位置を知られないように、エサの運搬を中断して身をひそめるそうです。
 造巣・抱卵・育雛はすべてメスの担当で、雄は一切関与せず、同一縄張り内に複数のメスに営巣させ、ただひたすら法華経を唱え、家内安全を祈るのだそうです。
(2015.5.1[Fri])


2014年 5月 日記

 
車山高原にレンゲツツジが開花
 6月上旬、山里から白樺湖・蓼科高原・車山へと、駆け上がるようにして、山々が若草色の新緑に覆われていく頃、車山高原は多彩な色合いの緑一色に染まります。 
 国道152(大門街道)を嚆矢に、レンゲツツジのピンク色の花々が、白樺湖・車山から霧ケ峰高原、八島湿原、美ケ原へと咲き登ります。
 車山高原のカシガリ山周辺と霧ヶ峰高原の間の車山湿原が一番の群生地です。通常、6月中旬から末頃にかけて、次第に満開になります。
 レンゲツツジは、花の多くが寄り集まり咲く姿が、蓮華(レンゲ)・ハスの花に似て、名の由来となりました。
 レンゲツツジの下で、咲く可憐な花々には
 羅生門蔓(らしょうもんかずら)・二輪草・延齢草(えんれいそう)・九輪草(くりんそう)などがあり
 春の花特有の気品漂う美しさがあります。
 それらの草花が、未明に吹く車山高原の山風によって、朝露に濡れて優しく香るのが特徴です。
車山高原に、アケビの花が咲きました
 漢字では「木通(もくつう)」[通草]とも書き、学名: Akebia quinataです。
 茎の部分は利尿作用があり、漢方では、木通(もくつう)の名で生薬として用います。蔓はリースや籠などの細工物の素材として人気があります。
 名の由来は、熟すると果皮が避けることから「開け実」、それが転訛したといわれています。
 [木通]は、蔓を切って吹くと空気が通ることからで、本来はアケビの木部を表すそうです。
 「通草」も同様の意味で、蔓を「草」と表現したものだそうです。
 今時分ですと、どんどん細い蔓を伸ばします。その新芽を摘んで塩茹でして、暫く水に晒してから食べます。
 山地に自生するアケビの葉は、通常、五枚の小葉ですが、葉が三小葉から成るものをミツバアケビと呼びます。
 俳句では、「あけび」が秋の季語、「あけびの花」が春の季語です。
(2014.5.27[Tue])
車山 旬の山菜 コゴミ
 葉柄全体がゼンマイのように巻いていて、茎の内側に白い2筋が通っているのが見分け方のこつです。たいがい数十株以上で群生しています。コゴミ(屈/こごみ)の名は、芽が出てくる様が、人が前かがみに屈しているように見えるからです。正式な名称をクサソテツと言い、シダ植物の多年草です。
 日が当たる場所を好み、森の中では、木が繁茂した場所には植生しません。車山山麓では、河川敷やその近辺の草叢などに多く見られます。
 車山では5月中旬から渦巻状に丸まった幼葉を採取し、おひたし、サラダ、ゴマ和えなどの和え物、天ぷらなどにして食べます。ただ直ぐシダになるので、早めに採取して下さい。
 ワラビほど強くはありませんが、コゴミ特有の「ぬめり」があり、ワラビ・ゼンマイなどと違ってアクがないので、調理は容易です。
 焼き塩さばをほぐして、湯通ししたコゴミと絡めるとか、意外に、玉ねぎと豚肉を炒めた中に、仕上がり直前に、茹でたコゴミを入れて、ポン酢で食べると美味しいです。
(2014.5.26[Mon])
車山のニリンソウが食べ頃です
 ニリンソウ(二輪草)は山地や丘陵部の林内や、時には山里の耕作地の周辺に自生するキンポウゲ科の多年草です。車山高原では、林間の木漏れ日が射す、谷川沿いに自生しています。
 草丈15cm位で、早春に、茎を 短く伸ばした先に斑入りの葉をつけ、そこから更に長めの茎を伸ばし白い花を付けます。
 和名は2個の花という意味ですが、1輪や3輪のものも、結構、多いです。
 気を付けなければいけないのが、芽吹きの頃、トリカブトの若葉とそっくりな点です。同じキンポウゲ科ですから、生殖域も共通です。
 それで、ニリンソウを採取するときは、花ごと採ります。
 ニリンソウは山菜としては、余りアクがなく、生食で味わえ、単純におひたしやお吸い物にしても美味しいです。
 私どもでは、生のまま、卵とじにして食べます。
2014.5.25[Sun]
八島ヶ原湿原のサクラスミレがきれいでした
 サクラスミレ(桜菫)の花の直径は、2.5 cm前後で、野生のスミレの中では最も大きく、菫の女王とも呼ばれています。
 八島ヶ原湿原の東側の遊歩道沿い、ミズナラの巨木の根回りに群生しています。
 沢渡から車山肩の登山道では、ショウジョウバカマが、多数見られます。車山高原や霧ヶ峰では、雪解けと同時に、フキノトウとショウジョウバカマが顔を出します。ショウジョウバカマの葉は、ロゼット状に開いたまま、雪の重みに押し付けられ、地面にぴったり貼りついて、そのまま広がった状態で雪解けを待ちます。多量の雪に覆われている期間は、雪の断熱効果から、0℃より下がることはないので、ただひたすら光合成機能を待つ葉です。
 雪解けが始まれば、冷たい大気にさらされます。それによる凍結を避けるために、可溶性タンパクやアントシアニンという物質を葉に蓄えるという、外気が氷点下になっても、葉の細胞が凍らないような仕組みを備えているそうです。
 他には、キジムシロしか咲いていません。車山湿原のザゼンソウも終わっていました。タカネザクラも、大分、落花していました。
2014.5.24[Sat]
車山高原の山菜料理
 ようやく、今年もコシアブラが収穫できるようになりました。車山では、我が家の庭にしかありません。車山の標高では、育ちにくいようです。 
 我が家のコシアブラは、富士見高原の知り合いから譲り受けました。活性化するまで、10年位はかかりました。その間、一切、新葉を採ることはしませんでした。
 今では、ご近所に配っています。実は迷惑がられているかもしれませんね。
 それで簡単な調理法を、お伝えしています。
 コシアブラは、経験上、天麩羅以外は、熱処理しますと、却って苦味が生じます。 
 それで、前処理は、ただ洗うだけです。天然ものですが、シカカバの葉によくある、アブラムシやダニ類の付着を恐れるからです。
 コシアブラは、玉ねぎやキュウリとマリネ風に調理することをお勧めします。
 人参とコシアブラを、市販の[浅漬けの液]に浸すのも、簡単な調理方法ですが、極めて美味しいです。
(2014.5.23[Fri])
車山の面白い山菜料理
 車山では、今が旬の最高の山菜料理が楽しめます。ようやくすべての山菜が出揃ったのです。
 高原野菜クリームのスープの浮実には、行者ニンニクの千切りが合います。
 魚料理には、ギボウシの葉を湯がいて敷きます。今の時季であれば、柔らかく食べられます。ギボウシの葉のぬめりが、美肌に有効と言われています。
 サラダの素材は豊富です。アケビの新芽の蔓やニッコウキスゲ・ニリンソウ・コゴミ・マユミ・リョウブなどの若葉を塩ゆですると、新緑の素材の香りと味わいを堪能できます。
 メイン料理のガロニには、山葡萄・山独活・板取・タラの芽・タカネザクラ・ヨモギなどの新葉の天麩羅、種類は豊富です。
(2014.5.22[Thu])
車山湿原のタカネザクラが満開
 タカネザクラ(高嶺桜)は、別名、峰桜(ミネザクラ)とも呼ばれ、標高約1,780mの車山湿原では、5月中旬頃から開花します。中部地方では1,000m以上の山地に植生し、高地では残雪がみられる中、赤褐色の新葉と同時に径2〜2.5cmで淡紅色の5弁花を、1〜3個散形状に付けます。桜の中で最も 標高の高いところに生え、日本で最も遅く咲く桜とされています。
 車山湿原では、遊歩道から遠く眺めるため、新葉と同時に花が咲くため、満開であっても、知られぬまま忘れ去られています。結構、数が多く、車山湿原では、重要な役割を果たしているのですが・・・・
(2014.5.20[Tue])
戸隠の美しい水芭蕉
 戸隠森林植物園の水芭蕉園は、背景が戸隠連峰で、木道の遊歩道は戸隠神社(奥社)に通じています。
 その花の大きさと密集度は、目を見張る素晴らしさがあります。
 通常、例年5月の連休以降が見頃となります。
 50万株にも及ぶ水芭蕉の群落は、木道のすぐ近くでみる事が出来、その華麗でダイナミックな美しさに、ただ圧倒されます。
 この季節、その咲く花の種類と数の多さに、言葉を失います。それもいずれも、見事で美しいのです。
 キクザキイチゲ・トガクシソウ・リュウキンカ・ニリンソウ・フッキソウなど、その出演者が実に豪華です。
 その日の野鳥観察は、キバシリ(木走)でした。ミズナラ・ウラジロモミなどの幹に縦にとまり、その登る姿から、木走と呼ばれました。
2014.5.10[Sat]


2013年 5月 日記

戸隠の森と鏡池
 峨々とした独特な山容が愛されてきた戸隠連峰のシルエットを水面に映す鏡池、撮影目的とする方が多いのも肯けます。池が鏡となって、戸隠連峰の四季折々を映し出すのです。
 昨年の秋10月、鏡池周辺の紅葉が、秋風にさざなみ、微かに揺れる湖面に映える光景に酔い痴れました。水面を鏡にして、絶えることなく戸隠連峰の四季を映し出す池、それが鏡池です。
 今年は、戸隠の残雪が新緑に残る春5月に訪れました。春の方が、混雑や諸々の規制も無く、穏やかなに、数々の新緑の色模様を落ち着いて観賞できました。
(2013.5.31[Fri])
車山の山菜、ニリンソウ
 ニリンソウ(二輪草)は山地や丘陵部の林内や、時には山里の耕作地の周辺に自生するキンポウゲ科の多年草です。草丈15cm位で、早春に、茎を短く伸ばした先に斑入りの葉をつけ、そこから更に長め茎を伸ばし白い花を付けます。茎の上に1個から3個の白い清楚な花を付けます。和名は葉先に2個の花を咲かせることから2輪草と名付けられました。実際には、少なからず1輪のものも3輪のものもあり一定しません。早春を告げる植物の一種で、他の植物が勢威を振るい林床が暗くなる6月頃には、地上部は枯れてしまいます。
 車山のレア・メモリーでは、5月、葉をゆでて、水にさらし、宿泊のお客様に、フキ味噌を添えて山菜としてお出しします。それでも、苦みが残ります。
 そのせいか鹿の食害に合わないのかもしれません。寧ろそれが山菜の味わいと好ましく食せます。
(2013.5.30[Thu])
車山に山菜シーズンの到来
 タラの芽・ヤマウド・コゴミ・ワラビ・行者ニンニク・マユミ・コーレ・ミネバなど、車山高原では今が一番山菜の種類も多く、美味しい季節でもあります。
 車山で一番美味しいのがコシアブラです。コシアブラの自生地は限定されることや、7〜10mほどの高木になることから、たらの芽と違い採取は難しいのです。我が家の庭では梯子を掛けて採ります。木は柔らかいために一刀彫、郷土玩具材として使われています。 
 コシアブラの新芽は「つぼみ葉」のような姿から始まり、書道の「筆」状の大きさとなり、「筆葉」と呼ばれ極上品となります。葉はまもなく開き始めて、鳥の足状の「大葉柄」となります。「大葉柄」でも柔らかくて美味しいです。
 料理は一般的にテンプラです。ただコシアブラは、湯通しすると苦くなります、サッーと水洗いをして、生のまま塩もみをし、シラガネギと和えてポン酢系の汁を掛けて食べます。
(2013.5.28[Tue])
戸隠森林植物園に咲くサンカヨウ(山荷葉)
 「八十二 森のまなびや」の「戸隠森林館」前のカツラの木の根元に、高さ30cm位の茎の先に、直径2cmほどの白色の花が数個咲いていました。「戸隠森林館」前ですから、特に目立ちますが、訪れるどなたも注目する、清楚な白い花です。職員の方にお尋ねしたら、サンカヨウ(山荷葉)と、教えてくれました。
 戸隠森林植物園では、山地草原に咲く花や、夏緑樹林帯で見られるサンカヨウなどが身近に観賞できます。サンカヨウは本州から北海道・樺太の林床や沢を植生とする多年草で、春早く他の草木が茂る前に葉を広げ、逸早く光合成を行うようです。茎が直立し、葉を傘のように広げ、その傘の下に白い美しい花を咲かせています。「戸隠森林館」に図らずも集う人が、ジャガイモの花みたいと評しました。
 少し香りがありますが、ちなみに「山荷葉」の荷葉とは、ハスの葉のことです。
 また最高の出合いもありました。戸隠ショウマ(戸隠升麻)が咲いていました。高さ30cm位、花は上部の葉に包まれて咲いていました。茎がのびると同時に葉が展開し花芽が開くようです。戸隠ショウマという希少な高山植物は、もともと戸隠山の険しい岩壁に雪解けを待って開花するそうです。自然の状態で、この花と出合う事は難しく、今では戸隠森林公園の事務所近くのロックガーデンなどに移植された苗が大きくなり、五月下旬が満開の時季となります。
(2013.5.27[Mon])
戸隠森林植物園、みどりが池
 駐車場から戸隠森林植物園に入ると、五月晴れの下、屏風絵のように戸隠山が正面に展開し、濃い緑色に染まった「みどりが池」がカツラなどの新緑に包まれていました。
 池の奥では水芭蕉・ニリンソウ・リュウキンカ・カタクリなどを木道沿いに広く眺める事ができます。特に行者ニンニクが多数箇所で群生しているのには驚きました。
 野鳥の囀りも、アカショウビン・アオジ・コガラ・ヤマセミなど、数々楽しめます。
 珍しい花では、サンカヨウ・イワカガミ・オキナグサ・シラネアオイなど、今では、よそではめったにお目にかかれません。
 木道周辺では、カエルの鳴き声が水辺から響きわたります。発情期で、ミズバショウの花の中、小さな雄を大きな雌が背に載せて重そうに歩く姿が、川面にいくつも観察できました。
2013.5.26[Sun]
戸隠牧場の五月晴れ
 戸隠牧場・自然観察動物園は、戸隠山を目前にする山麓にある広大なキャンプ場と牧場が主です。標高1,200mの高原に位置、総面積22haあります。到着早々、屏風絵のような奇岩・怪石の景勝美に魅せられました。人を寄せつけない切り立った崖山が屹立する姿に、吸い寄せられるように近付いて行きました。
 戸隠山は標高1,904m、峻険な岩稜が連なるため、かつては山伏の修行の場とされていました。今では、それが美しく感じられるのです。
 戸隠山一帯は、500万年前を生起とする海底火山活動によりできた古い岩質です。それが隆起し山肌となり、そのため脆く崩れやすいのです。戸隠山の形状が屏風形ですから、登頂ルートも多岐ありますが、山頂を目指すには切り立った崖を登るか、登り降りを繰り返す縦走の連続となります。幅50cm前後しかない尾根上が登山路となる「蟻の塔渡り」は、両側が断崖絶壁となっているなど危険な箇所も多く、毎年のように、滑落ではない墜落による死亡事故が発生しています。
 戸隠山南麓を源流にし、戸隠牧場を南西に流れる逆サ川の清流に沿うように、近くの湿地帯にザゼンソウとニリンソウの群生地がいくつも点在しています。
 透き通るような青々とした五月晴れに、岩稜を峨々として聳えさせる戸隠山の神々しいまで美しさに、戸隠牧場で見事に育まれたズミの大木が、自らをを覆い尽くすほどの白い花を咲かせ、ミズバショウ・ニリンソウの白い花々が加わり、白樺・ドウダンツツジ・コシアブラ・ヤマザクラなどで描く新緑風景とが合わさる壮大な日本画を展開しています。
 戸隠牧場の自然観察動物園では、6月以降、放牧されている乳牛やミニブタ・モルモット・ウサギ・馬などと触れ合い、アヒル・ヤギなどと遊び、乗馬体験などもできます。
(2013.5.24[Fri])
清潔で明るい諏訪市後山地区
 諏訪市後山は西山を越えた、辰野町よりに位置します。明るい静かな山里風景でした。鶴が長閑に飛び小川に舞下りました。この小川がもみじ湖の源流の一つです。
 南アルプスに生息するシカの多数の群れが、越冬地として高遠の三峰川と後山周辺で過ごすそうです。周辺の山は、総て茸山(たけやま)で、入山禁止の看板がやたらと目立ちます。赤松が多いので、松茸の産地かもしれません。茸山はもとより、田畑にも満遍なく電気柵が施されていました。牛舎もありました。
 後山集落内にある湖南小学校後山分校は、1803年創立、1968年に廃校となり、生徒は豊田小学校および箕輪東小学校に編入されました。実写版「ひぐらし」のロケ地だそうで、映画のロケ以降、沢山の人が押し寄せて来たため立ち入り禁止となりました。ロケ隊のゴミが置き土産だそうです。
 平日の昼間でしたから、見掛ける人は、お年寄りばかりでした。しかし田畑や茸山は丁寧に管理がされています。近くに「椚平(くぬぎだいら)集落」があり、もう住民はいませんが、何軒かの家は残っており、時たま畑仕事に戻るようです。途中、廃屋・廃業した牛舎・放置された田畑が目立ちます。
(2013.5.20[Mon])