世界文化遺産に登録された富士山と、精進湖が見えるポイントです。
ここから見える富士山は、大室山を抱えているように見えるため「子抱き富士」とも呼ばれています。
貞観6(864)年の「貞観大噴火」で、大量の溶岩流は「せのうみ」にも流れこみ、
そのほとんどを埋め、現在の「精進湖」と「西湖」に分けました。
美しい精進湖は、西湖、本栖湖と湖面標高が同じ902mです。
かつては3つの湖はひとつだったのではないかと推測されています。

明治28(1895)年、日本に帰化した英国人ハリー・スチュワート・ホイットウォーズが
富士山を最も美しく眺められる地を求めて、1年がかりで富士山麓を巡り、
ようやくたどり着いた精進湖です。