四季を通じて親しまれている「車山高原」ですが、緑の大草原が広がる初夏の車山高原に、
7月の初め頃から、ニッコウキスゲが咲き誇る季節がやってきました。
ニッコウキスゲは朝に咲くと、夕方にはしぼんでしまう1日花です。1株に5個ほどの蕾がつき、1日に1個ずつ開花していきます。
スカイライナーリフトに乗り、車山の中腹の遊歩道周辺が絶好の散策スポットになります。
一面に咲き誇る車山肩から車山山頂に向かう遊歩道沿い、
車山肩の「ビーナスの丘」とビーナス・ライン「富士見台」なども絶景です。

今年は近年の中でも特に花芽が多く、7月20日頃までが見頃となる見込みです。

車山肩近くのニッコウキスゲの花園に生えているレンゲツツジの木を見ると、表面が黒いことが分かります。今年のゴールデンウイークに、霧ヶ峰高原の野火で、林野一帯が燃え尽きました。ニッコウキスゲ自体は、枯草が焼き払われて日当たりが良くなったことで、例年より開花数が多い印象です。ほとんどの方は火事があったと気づかないでしょう。