オオウバユリは、ユリの仲間で、背丈は1.5m位あります。
決して群れることなく、それぞれ単独で屹立します。
7月の今頃から、車山の林の中の木漏れ日を好んで、茎を貴婦人のようにスラッと伸ばし、花を点々と10個前後咲かせます。
薄黄、あるいは薄緑がかった白いユリに似た花を、四方に向かって横向きに、それぞれ別方向に向いて開花させます。
優しいユリの花特有の香りがします。

果実は上を向きます。
立ち枯れした実には、大量の種が詰まっています。
乾燥すると3裂し、その種子を山風が運びます。

早朝の青空に、ツバメが群舞していました。
車山高原では、初めての光景です。
未明よりこだましていたカッコウの囀りも、鳴りを潜めています。